表面改質で家具、装飾品、アクセサリーがずっと輝く

真鍮のサビ防止に

当社の表面改質は、金属やプラスチック、樹脂などに限らず、幅広い素材に応用できます。例えば真鍮もその一つ。真鍮は、銅と亜鉛を混ぜ合わせてできており、インテリアや装飾品など、デザイン性が高いモノの素材として使われています。加熱による加工がしやすいというメリットがある反面、時間経過とともに酸化すると、表面に緑青のサビが出てきて、見た目が古臭くなった、という経験をお持ちのかたも多いのではないでしょうか。

目立たない部分であればそのままにしておくこともできますが、真鍮は大使館のカーペットの留め具や、お祭りの神輿の装飾品など、多くの人の目に触れるところにも良く使われており、「何とかできないか」とご相談をいただくこともあります。そうしたケースでは酸化を食い止め、美しさを維持するために当社独自のコーティング剤をご提供しています。

「思い」が詰まったモノを守る

こうした公共のものだけでなく、個人で保管されている大切なコレクションの劣化にお悩みの方も少なくありません。例えばフィギュア類は、大切にケースにしまっていても、太陽光に含まれる紫外線によって劣化することがあります。またアクセサリーやZIPPOライターといった高級品も、酸化によっていつの間にか劣化していきます。

住宅や自動車といった市場に比べれば、小さなニーズかも知れませんが、地域や個人の「思い」が詰まったモノを守ることも、表面改質の大切な役割であると考えています。